R的インターネットことはじめ
Rが初めてインターネットに触れたのは、
会社の寮で一人暮らしをしていた頃でした。
当時、インターネットをするには
「電話加入権」とゆうものを購入し、
電話を引くところから始めました。
今でゆう、「イエデン(家電)」ですね。
現代では、電話をかける”×”ことはあっても、
ひく”-”ことはあまりないのでは。
画面をわる”÷”ことはあるかな(笑)
インターネットは、イエデンでパソコン、
それしかなかったんです。
少なくとも、Rの環境では。
学校出て、社会人なり立てのRにとって、
「電話加入権」は大変に高いお買い物でした。
しかし、なくては始まらないインターネット。
パソコンと併せて大変な出費です。
なんで急にインターネットを始めたかったのかは、
今となっては不明ですが。。。
一人暮らしに変化を持たせたかったのかもしれませんね。
初めてすぐに、「チャットルーム」とゆうものにはまりました。
自分のキャラクターを決めて、数あるルームの1つに入室すると、
その部屋にいる人々と話ができる、とゆうものです。
1部屋5~8人くらいの部屋に入ることが多かったです。
キャラクターは線画のような簡単な絵がうごうごとうごめいているもので、
今見ると「なんじゃこりゃ」なのかも知れませんが、当時は十分でした。
何が十分かってゆうと、
「これが自分で、あれが○○さん」とゆうことさえわかればよかったから。
お互い、本当の顔も名前も知らない同士、深夜、休日に集まって
四方山話をする、とゆうことが、まったく新しい体験だったんです。
会話は、キーボードで打ち込むと、そのキャラクターの吹き出しになって表示されました。
個人的に話がしたければ、その相手にだけ表示されるような方法もありました。
部屋の主催者は、その部屋の秩序を乱すような人に出て行っていただくような措置もとることができました。
そのうち何人か、いつも話をする人々もできました。
今もってどちらのどなた様か存じません。
でも、その時はいろいろな話題を楽しみ、
知らない世界の話に興味を持ったりすることが、
とても楽しかったことを覚えています。
時には、個人的な相談を持ち掛けてくる人や、
同室にいる違う人への不満を(なぜか)Rにぶつけてくる人がいたりしました。
Rは主催者ではないので、その不満に何かできるわけではなかったのですが。
急に「オフ会」の話が持ち上がって、実際に会っていた人々もいたようです。
今思うと、他の人々もいろいろな自分の仕事や生活から抜け出して、
いわば「放課後の部活」のような感覚で集まっていたのではないかなと思います。
そこでの交流は、普通の社交辞令があり、内緒話があり、
踏み込もうとする人や、それを受け入れる人、やんわりと遠ざける人、
激しく拒絶する人、いろいろいても、当時の人肌の付き合いと
それほど遠くない肌感覚を持っていたように思います。
なつかしいな。
インターネット駆け出しのRを、
やさしくおおらかに受け止めてくれた世界でした。
それからほどなくして、どんどんインターネットもパソコンも高度化し、
考えてもみなかった別世界になっていきました。
Rのインターネットは、調べ物やブログの書き込みなど、
自分の都合に合った使い方だけになっていったようです。
知らない人々との交流、というと、ブログのコメント欄でしようか。
そこでもいろいろな出会いがあり、愉しい思いをしたものです。
四半世紀以上前の、Rのインターネットことはじめの思い出です。
おつきあいいただき、ありがとうございました。
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