花見頃、最終章
花見の自粛で、桜の樹の下での宴会がしにくいですが。
並木の下をそぞろ歩くのもいいものです。
並木でなくても、公園のあちらこちらに咲く花を眺めているのも、心楽しい。
J&Rは走ることはしませんが、時折走っている方を見かけると、
走るにも楽しい季節なんだろうなと、思いますね。
先日は、まだ咲き残る最後の見頃を愛でに、川のほとりにある遊歩道を散策しました。
片側には畑が広がり、どこからか牛のかほりがただよい。。。
そうゆえば、遠くに見えるあれはロールくん。
この辺りは酪農家さんがおられるのね、などといいながら、ほつほつ歩いております。
最後の見頃は、花吹雪。
風が吹くたびに、惜しまれるほどの量の花びらが、一斉に川面へと舞い散り、
少し強い風には横殴りの吹雪と見まごう景色です。
花びらの一枚一枚が陽光を受けてきらきらと瞬く様は、本当に夢の中の出来事のよう。
「ひばりの声がするね」と、J。
あ~あ~、川の流れのよ~に~♪、が聴こえてきたわけではなく(当たり前じゃ)、
頭上高いところから、ひばりの声が聴こえてきます。
ひばりがいるのは分かるけど、姿を見ることはなかなかできません。
高いところでピーチクパーチクと囀るひばり。
青空にじっと目を凝らすと、運が良ければ小さい点が認識できます。
桜の枝の間をちょんちょんと動き回る、グレーがかった鳥の姿。
「コゲラだ!!」
里というより町に近いところで、キツツキ系を目にするのは珍しいです。
あちこち飛び回りながら、食べ物を探しているようでした。
川のほとりの散策を再開。足元の水仙やつくしが春に彩を添えています。
すると、今度は聴きなれた「きょっ、きょっ」とゆう声。
「ホーホじゃない!?」
ホーホとは、ふくろうではなく、R地方では「鶯」のこと。
鶯は、口笛で声真似をしていると、
「ちがう、ちがう、ぼくのを聴いてごらん、ほら、ホーホケキョ♪」
とゆって飛んできます。
そして、しばらく歌唱指導してから、
「君は見込みなし」
と諦めて去っていきます。
でも、今回のホーホはまだ若いらしく、他人様に指導できるほどの
技量がなかったみたいで、Rの声真似には反応がありませんでした。
最後に、降りしきる桜吹雪の中を、愛車コペンの屋根を開けて走りました。
今年の桜も、今年しか出会えない桜。
ありがとうね。また来年を楽しみに。
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